見学感想文
看護師 匿名

先日は、ご多忙中にもかかわらず、在宅看護の見学実習をさせて頂き、ありがとうございました。また、どの利用者さんも心よく見学させて下さり、とても感謝しています。

4人の方の見学をさせて頂きました。睡眠薬の名前を自身ではっきりとおっしゃられ、量の調整を訴える方、心不全後の体重管理を意識しているご家族の方等を見て、在宅での生活を送るにあたり、患者・家族自身が、自分の体調の変化や治療していく上で必要なことを把握しようとしている意思が感じとれました。在宅医療に関わる方の患者教育もあるのだと思いますが、お任せします、とよく聞かれる病院での患者・家族の態度とは違う様子が見られ、一般的によく言われる、”患者・家族が治療に参加する“という姿は、やはり在宅の方がより色濃く見られるのだなと感じました。私たち(医療者)が付いていますから、やりますから、が通じない在宅で、いかに患者・家族が主体となって、自分の病気を知り生活することが大切か、またそれを行う上でのサポートの必要性を再認識しました。

デメリットももちろんあり、価値観も多様化しているので一概には言えないと思いますが、でも、家で過ごしたいというご本人の思いの尊重、家族の患者との関わりの時間の増加は、QOLの向上や、患者の死後に自身が患者に積極的に関わったという家族の満足度の向上につながると思います。それに寄与している、在宅医療・看護の仕事を、改めて知ることが出来、とても良い勉強になりました。

お忙しい中、時間を割いて下さり、説明をしてくださった、事務、看護師、医師の方々に心より感謝いたします。本当にありがとうございました。