小児の在宅医療について、私は漠然と考えることはあっても、実際のところどんなことが 必要とされているのかわかりませんでした。 今回、小児の訪問診療を見学させて頂いて、医療的ケアが必要な児が家族と一緒に家で過ごすことが、とても自然なことなんだとわかりました。いくら病院のベッドサイドを飾っても、家族と一緒の家に勝るものはないと改めて思いました。 医療的ケアが必要な子供を家に連れて帰るという選択は、家族にとって簡単に決断できることではありません。それでも家に連れて帰りたいという希望があれば、それが叶う環境づくりが必要だと感じました。 小児は治療と成長・発達のケアが同時進行であると思うので、それには医療・福祉など色々な分野の人たちが一緒に児と家族を支えていく必要があると思います。 やはり、児のケアを主に担う母親には大きな負担がかかってきます。私も子育てを経験して“お母さんは大変!”という思いがあるので、これから小児の在宅医療にかかわっていく上で、児とお母さんの笑顔を支えていけたらと思います。 つばさクリニックの皆様には貴重な時間をとって頂きありがとうございました。 |