2015年12月
つばさクリニックを見学して
川崎医科大学附属病院 研修医 中川 望

 つばさクリニックで11月の3日間見学させていただきました。関係者の皆様には厚く御礼申し上げます。
 大学病院に勤務していると、患者さんが退院された後がどうなっているのかまではなかなか気が回ることが少ないです。しかし、がん診療に携わる者として(その過程で最後は在宅で過ごしたいという患者さんの希望を叶えあげたい気持ちがある者として)、在宅医療を知る必要がありました。口では「在宅・在宅」と叫びながらも、後はお任せでは患者さんにとっては心許ないに違いありません。
 今回見学させていただいて、先生たちの在宅医療に関する熱い思いを実感することができました。自分が患者であれば、この先生たちに最後を看取って欲しいと思いました。そんな患者さんや家族とのコミュニケーションも学ぶことができたと思います。そして何より、在宅医療にはマンパワーが不可欠であること(医師・看護師・ドライバーさん・地域連携の方々など)も実感できました。
 今回、実りある見学ができ誠にありがとうございました。皆様のご健勝を心からお祈りいたしております。